JR東日本は来年2025年4月19日の始発から翌4月20日の12時ごろまでの1日半、田町駅付近で線路の切替工事を行う。2031年度の開業を目指す羽田空港アクセス線（仮称）の整備の一環。これに伴い山手線と京浜東北線の一部区間を運休する。
JR東日本の首都圏本部などが今年2024年12月24日に運休計画を発表した。まず2025年4月19日は終日、京浜東北線・東十条～品川を運休。山手線は外回りのみ上野→東京→大崎を運休する。4月20日は始発から12時ごろまで、前日の運休区間に加えて山手線の内回りも大崎→東京→上野で運休する。
山手線・京浜東北線・根岸線の運休しない区間でも、一部時間帯を除き減便を実施。一方で埼京線や上野東京ラインは増発する。振替輸送は東京メトロ線や都営地下鉄線などで実施する。悪天候などで工事を実施できない場合は5月17～18日に延期するが、その場合も4月19～20日の運休計画は実施する。
田町駅付近では現在、東京寄りの山手線の引上線スペースを活用して羽田空港アクセス線の線路を整備する工事が行われている。引上線の撤去がすでに完了しており、今回の線路切替工事では山手線（外回り）と京浜東北線（南行）の線路を引上線があった西側にスライドするようにして移設する。
大掛かりな工事を行い、2031年に向け羽田空港アクセスを準備するJR東日本。グループ会社の「東京モノレール」との摩擦はどうするのだろう。
